預金と投資の割合はどれくらい? 経済評論家に聞くと…
上村キャスター:
預金の金利アップにより、最近は投資をする方も増えてきましたが、もっと預金をする時代になりうるのでしょうか。

加谷さんは「お金の使い道に合わせて投資と預金の使い分けを」とオススメしています。
投資はやはり“元本割れ”のリスクがあるため、余剰資金を活用したほうがいいとのことですが、リターンも大きいのが投資の特徴です。
一方、預金は“元本割れ”のリスクがないため、子どもの教育費などにあてるといいそうです。しかし、こちらにもデメリットがあり、インフレには間に合わない可能性があるとのことです。
井上キャスター:
自分自身がそうでしたが、ゼロ金利政策のときなどは特に“ゼロリスク”を求めてしまっていたところがあります。
でも、リスクがゼロなんてことはないですし、どう分散させて、どう自己責任でやっていくかというところで、いい勉強ができたと思います。

経済評論家 加谷珪一さん:
今までは考える選択肢がなかったので、思考放棄するしかなかったのですが、これからはいい意味で「どうしようか」と迷える時代です。
投資はリスクがある代わりにリターンが大きく、預金はそんなに儲からないけれども安全。どちらのほうが自分のライフスタイルに合っているかということも含めて、いろいろ考えるきっかけになるのではないでしょうか。
ホランキャスター:
年代によっても攻めるのか守るのかは違うと思いますが、プロの意見が気になります。加谷さんはだいたい、どのくらいの比率で預金と投資を行っていますか?
経済評論家 加谷珪一さん:
私は投資の比率が結構高めで、預金と投資を4対6ぐらいに分けています。コツコツとお金を貯め、それを毎年毎年の投資に回してきました。一生懸命働いて、節約もして、毎年一定額の余剰資金を作って、コツコツと長い期間をかけて。
ホラン千秋キャスター:
ギリギリのお金を使って投資してはいけないということですね。
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<プロフィール>
加谷珪一さん
経済評論家
元日経BP記者 著書に「貧乏国ニッポン」
中央省庁などへのコンサルティング業務も
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰