■「自分の命は自分で守れ」と教えた真意は
佐々木さんも授業の手応えを感じていました。
佐々木梨花さん「誰かに守ってきてもらった子どもたちが、少しだけ自分のことを守ってほしいなと授業をしたのに、それ以上の、周りの人を守りたいという言葉を書いていたのは、やってよかったと思った」

「わたしが伝えたいこと以上のことを、子どもたちが受け取ったり、考えてくれたのが伝わってうれしかった」
いつ何が起きるか分からない自然災害。
"自分の命は、自分で守る"あえて教員の立場からそう伝えたのには、強い思いがありました。
佐々木梨花さん「先生は子どもの命を守る者なのに、子どもたちに自分で守れというのはちょっと人任せなんじゃないか、という意見もインターネットで調べてみて、なるほどなと思ったんですけど・・・」
「子どもの命を大人が守ったり、教師が守るのは当たり前で。守ってもらえるって子どもたちには安心して欲しくない」

「いつか一人でいるときに、何かが起きて、誰かが助けに来てくれるだろう、ここで待っていよう、と思ったらきっと助からない」
「自分の命は自分で守らなければいけないんだ、という考え自体がないと、守れない命がいつかあるかなと私は思ってます」















