月収50万円→150万円も 主婦が活躍する現場

熊崎キャスター:
資格取得した理由について、1位は「収入を上げるため」(59.9%)、2位は「スキルアップのため」(35.8%)、3位は「やりたい仕事につくため」(28.4%)となっているそうです。
※スキルアップ研究所調べ 複数選択可 回答数:683
経営評論家の坂口孝則氏は「日本は、深刻な人手不足。資格があると活躍の場が広がる」と話しています。

長野県大町市の「アルプス第一交通」では、外国人観光客が非常に増えていて、「二種免許」の他に、「英検の資格」(日常会話ができるレベル)がある人を募集したそうです。
英語を話せるということで、月収50万円だったのが150万円にアップしたというドライバーもいました。
話によると、長野のタクシー会社ですが、外国人を乗せたら「羽田空港まで行ってください」「東京のホテルまで行ってください」という人が非常に多くて、そういう人を乗せていたら、こんなに月収アップしたという例もありました。
コロナ禍以降、新たに4人の主婦がタクシードライバーとして活躍しているということです。
資格のキャリカレによると、40代から50代に人気の資格講座は、「心理」や「メンタル」だそうです。

1位は「メンタル総合心理(R)」で、ストレス社会で「メンタルケア」の関心が高まっているということです。2位は「メンタル心理カウンセラー」で、心の悩みに寄り添うプロフェッショナルを目指すそうです。
3位は「登録販売者」、4位は「チャイルド総合心理(R)」で「子どもの心のケア」が教育や子育てで注目されているそうです。5位は「保育士」と続いているということです。

4位の「チャイルド総合心理(R)」を受講した吉田由花さん(38)によると、29歳のころ、子育て広場を運営する中で、心に寄り添う部分を学びたいと考え、隙間時間に勉強し、3~4か月で取得したそうです。
「チャイルドカウンセラー」と「家族療法カウンセラー」の資格を取得して、キャリアアップ、スキルアップで収入が増えたということです。
現在は子育ての相談や講演なども行っているということで、資格を取得したことによって仕事の幅が広がっているケースもあるみたいです。
井上貴博キャスター:
40代、50代もそうですが、定年後にこういう資格を取ったりすると、リモートで仕事ができるので自宅にいながら、ある程度の給料を賄えますよね。そういうものを一つ持っていると、色々やりくりできるのかなと思います。
萩谷麻衣子 弁護士:
「楽して取れる資格」という観点も重要で、何を取ったらいいか分からない人がいきなりハードルの高いものを取ろうとすると、挫折したりすると思います。
何か身近なもの(自分の興味のあるもの・趣味を活かせるもの)から取っていくと「次も取ってみようかな」と自信になっていくと思います。私の周りでも、そうやって取っている人もかなりいます。
やはり、そんなにハードルが高くないもの、1年も勉強しなければ取れないみたいなものではなく、数か月勉強すれば取れるみたいなところからやっていくのは重要で、取れたら次にまた(別の資格を)取ってみようかなとなると思います。