モバロカは当初、能登半島の民家と民間の復興支援拠点で水道の代わりとして使われました。
現在は珠洲市の塩の製造場でもモバロカの水が使われています。

山梨大学国際流域環境研究センター 西田継教授:
「これからこういうことがしばしば起きるとすると、日本はじめ世の中の人が水について考える、暮らしについても改めて現代で問い直す、そういうきっかけがモバロカになればいい」

山梨県の想定によりますと県内に被害をもたらす可能性がある大きな地震では、最大でおよそ41万5000人が断水の被害を受けるとしています。

山梨大学国際流域環境研究センター 西田継教授:
「災害があって何かを考えるというよりは、普段からいろんな形をとってもいいのではないかと思っている」

そのヒントがこちらの山林の中にあるといいます。

研究グループが向かうのは甲州市塩山上萩原の菖蒲沢近くにある水源です。