現在、マタギを生業とする人はいませんが、その文化や風習は地域に今も色濃く残っています。
道の駅錦秋湖ではマタギ文化を後世に伝えようと、これまでにクマの脂を使った商品や、シカ肉の加工品などを販売してきました。


ジビエ料理は2024年始まり、現在は6種類が提供されています。
最初に提供が始まったのは、クマ肉を使ったそばやカレーなどで、隣接する秋田県から仕入れたクマ肉を丁寧に下処理することで臭みも少なく、若い人からも人気です。


そして1月提供が始まった「マタギ御膳ブナ」は、味噌ベースのスープにクマ肉の脂が溶け込んだ濃厚な味わいが自慢の鍋に、噛めば噛むほど肉のうまみが広がるシカ肉のカツを楽しむことができます。
県内には予約をすればジビエ料理を食べられる店は多くありますが、予約なしで気軽にジビエ料理を食べることができるのが道の駅錦秋湖の魅力のひとつです。

(道の駅錦秋湖 増岡幸樹店長)
「その日ぽんと行って熊肉が食べられるところがそうそうない今のシーズンは雪景色なんですけど、まさに西和賀の自然そのものをこのメニューで味わっていただけたらうれしい」

西和賀町に伝わるマタギ文化を「食」を通して感じてみるのはいかがでしょうか?

道の駅錦秋湖では1年を通してジビエ料理が楽しめます。
また碧祥寺博物館は3月末まで冬季休館中ですのでご注意ください。