希望者に行われた血液検査の結果発表では…

(京都大学大学院 医学研究科 原田浩二 准教授)
「20ng/mLが米国アカデミーの指針値。これを超えている人が三井水源地からの参加者においては9割近くの人が超えていた」
2月17日、去年11月に市民団体と京都大学の協力で行った希望者への血液検査の結果について報道発表が行われました。

三井水源地からの水を使っている三輪さんの2歳の娘からも…。
(三輪貴則さん)
「血液の中からPFASが、これだけ出た」
三輪さん夫婦にとっては、6年前に浄化システムを設置して気を使ってきたのに「なぜ?」という思いが…。
(三輪貴則さん)
「これだけ対策しても出ているので、いつ影響が出るか怖い」

今回の血液検査に参加したのは103人。そのうち、水道水から暫定目標値を上回るPFASが検出された三井水源地周辺の住民は、81人中73人と9割がアメリカの指標をオーバーしました。
同様の血液検査は2023年にも行われていて、今回が2回目。前回は三井水源地の7割以上の住民がアメリカの指標を超えていて、今回も芳しくない結果に。