これまでも自動発注ソフトを使っていましたが、さらなる作業の省力化、効率化のために新しい取り組みが必要となっていました。
マルイ情報・マーケティング部 安藤直人部長
「これまで利用していた自動発注は過去実績をベースにして予測数を算出する仕組みになりますので広義に言えばAIなのかもしれないんですけれどAIのように様々な変数を取り込んで自己学習をして、予測数を出すというようなそういったモデルではないと。」
そこでマルイは、日本IBMと協力し小売業に特化したAI需要予測モデルを開発。
気象や地域性などの変数を加味して発注予測をするAIを実用化し、去年9月全店舗に導入しました。
賞味期限の短い品の発注予測はこれまでのソフトでは難しく、担当者の経験に頼る部分が大きく時間もかかる作業でしたが、こちらの店舗では、店内商品のうち約1000種類の商品について日々の発注にAIを活用。
導入から約半年、担当者は非常に効果が出ていると感じています。
マルイ 販売担当 笠原祐規さん
「2時間くらいかかっていたんですけど、今は1時間もかからないくらいでかなり時間の短縮にはなって、余った時間で売り場作り、もう少し奇麗にしたりだとか」