有本明弘さんともに活動を続けてきた横田早紀江さん(89歳)は17日、川崎市で取材に応じ、「言葉がない」と惜しみました。

「悔しいですよね。こんなに大変な問題なのに、なんでこんなにちっとも前に進んでいかないんだろうという残念な思いをもって、天に召されたんじゃないかなと思っています」

帰国を果たせていない拉致被害者の親世代で存命なのは、89歳になった早紀江さんただ1人となりました。

有本さんの訃報に石破茂総理は、17日の衆議院予算委員会で
「本当に残念でありますし、最後に交わした言葉というものは、私の脳裏に強く焼き付いています」と哀悼の意を示した上で、
「拉致問題の解決は内閣としての至上命題である」と強調しました。