―――日本のキャンプとメジャーのキャンプの一番の違いは?

「メジャーのキャンプはサバイバルなんですよ。とにかく選手を集めて、開幕の26人の選手枠を決めていく」

―――藪さんがキャンプに参加していた時は、2時間の全体練習のほかは自身で考えていた?

「僕は球場に入るのはだいたい一番でした。クラブハウスは午前5時から開いていて、まだ真っ暗なうちから行って、少し動いてから朝ご飯を食べるという感じでした」

―――“あいつは一番乗りで頑張ってるな”という感覚はアメリカにもありますか?

「ありますね。毎日誰かが見てくれていますし。僕がご飯を食べていたら、『俺にも毎日用意してくれ』とジャイアンツ時代にパブロ・サンドバル選手に言われて、毎日同じようにタッパーに入れて用意していました」