中小企業の現場では どう受け止めているのか

芳野会長が目指す賃上げの継続。中小企業の現場では、どう受け止めているのか。

丸善 中澤康二専務取締役:
こちらが弊社で一番大きい大型プレス、400tの油圧プレスになる。

主にトラックの部品を製造するこちらの会社は、今年の賃上げについてまだ答えを出していない。

丸善 中澤憲一代表取締役:
原材料や世の中のいろんなものが値上がりしていて、そのスピードにまだ価格転嫁がついていけてない。そういうのを見極めて考えていかないと経営にも支障をきたすし、中小企業としては重荷になっている。

円安により鉄やアルミなどの原材料価格が高騰。日銀の利上げによる金利負担も重くのしかかっている。

丸善 中澤憲一代表取締役:
壁を乗り越えればまた壁が来るような感じがずっと続いている。メーカーに値上げを気持ちよく受けてもらわないと、なかなか我々中小企業だけではやっていけない。そこを理解してもらった上で価格交渉をしていきたい。

連合が掲げる6%以上の賃上げ目標については…

丸善 中澤憲一代表取締役:
3%くらいで考えていたのが、倍くらいの提示額がきたのでそこまで応えられるか正直自信がない。