「高値」は川沿いに集中 上流には過去に“産廃処分場”が…

市民団体の調査で高い値が出た地点は一本の川沿いに集中しています。
その上流には、産業廃棄物の最終処分場だった土地があります。

(四日市公災害市民NET 森下裕二 共同代表)
「安定型の最終処分場なので、基本的には穴を掘るだけでガラスのくずや瓦くず、コンクリートくずなど産業廃棄物が収められていた」

ここは違法な処分が行われたとして5年前に許可が取り消され、以後放置されています。
雨が降って流れ出す可能性もあります。

この産廃処分場がPFASの排出源かは分かりませんが、今のところ四日市市が年に2回行っている調査では水道水も地下水も目標値を超えておらず、市は安全だと強調します。

(四日市市上下水道局 中野文裕課長)
「影響は多少はあるかもしれませんが、今のところ計測結果は国の定める暫定目標値50ng/Lを大きく下回っているので、十分安全だと思っている」

(四日市公災害市民NET 森下裕二 共同代表)
「問題は行政がしっかり旗を振って住民の思いに寄り添っていただきたい」

(大石)
「四日市は四日市公害という苦い経験があるので、公害になるリスクは一刻も早く消しておきたいですね」

(四日市公災害市民NET 森下裕二 共同代表)
「そういう過去の公害から教訓を得て、一刻も早くこの矢合川をきれいな川に戻していただきたい」