一時寝たきりの女性教諭「申請が大変すぎる…」
一方、以前取材した関西地方に住む50代の女性を、改めて訪ねました。
(大石)「立っていますね」
(女性)「はい、おかげ様で」
これは3年前に取材した時の様子です。

(女性)
「もう家で寝っぱなしで、寝たきりで動けなくて、ご飯も作れないし洗濯もできない…。本当にトイレまで這っていったんですよ。誰にも信じてもらえなくて、いろんなお医者さんからもきつい言葉を言われて、どうしようもなくて…。親にまで『どうしてこんなに寝てるの?」って今でも言われるんですけど、わかってもらえないんですよ…」
2021年に新型コロナワクチンを打って以来、体に力が入らず、ひどいめまいなども始まり、ほぼ寝たきりになりました。
高校の教師でしたが、休職せざるを得ませんでした。
(女性)
「恐怖ですよね。命の怖さもあるけど、経済・生活面が行き詰まる怖さがある」

3年経ってようやく症状も軽くなり、授業にも少しずつ復帰できていますが、救済制度の申請にも苦しめられました。
申請する書類には、かかった病院の全てのカルテが必要で、手間も費用も大きな負担でした。