日本銀行は1月24日、金融政策決定会合で、政策金利を0.5%に引き上げるという、追加利上げを決定した。
日銀 追加利上げ決定 17年ぶり0.5%に

日本銀行 植田和男総裁:
経済の体温、物価の情勢に合わせて、適宜利上げをしていくことは必要である。

日銀は、これまで0.25%としてきた短期金利の誘導目標を0.5%に引き上げた。
金利0.5%は2008年以来、17年ぶりの水準となる。
利上げの理由について植田総裁は…
日本銀行 植田和男総裁:
昨年(2024年)に続きしっかりとした賃上げの実施が見込まれると判断した。

1月22日、2025年の賃上げをめぐる春闘が事実上スタート。労使トップの会談では…
経団連 十倉雅和会長:
賃上げの力強いモメンタム(勢い)を定着させる年としたい。
連合 芳野友子会長:
ようやく動き始めた賃金(アップ)の流れを滞らせることは絶対に避けなければならない。
労使双方が、賃上げの流れを定着させていくことで一致していた。また、アメリカのトランプ大統領の就任に伴う市場の混乱もなかったことから利上げに踏み切った。

これを受けメガバンク3行は3月から普通預金の金利を0.1%から0.2%に引き上げると発表。