野添さんの作品を多くの人に知ってほしいと、鹿児島で暮らす武蔵野美術大学の後輩たちが個展を企画しました。

日置市に拠点を多くイラストレーターの大寺聡さんもその一人です。

(イラストレーター・日置市在住 大寺聡さん)「作家として生き様や作風を尊敬している。この作家が鹿児島で認められないとしたら芸術文化が育ちにくい」

来年4月、桜島に8つある小中学校が統合して義務教育学校が開校します。

野添さんのアトリエが老朽化していることから大寺さんたちは、統合で閉校となる学校にスケッチも含めると1万点におよぶ野添さんの“桜島”を展示、保管できないかと考えています。

(イラストレーター・日置市在住 大寺聡さん)「桜島に住んでいる人に機運をつくってもらえたら、市民の力で展示施設ができるという期待はある」