日本時間の21日未明、アメリカではトランプ氏の大統領就任式が行われます。

2期目のトランプ政権は九州の経済にどのような影響を与えるのでしょうか?

地場企業の中には既に対策を取り始めているところもあります。

「アメリカ・ファースト」

アメリカ トランプ次期大統領
「あすから私は歴史的なスピードと力強さで行動し、我が国が直面するあらゆる危機を解決します」

トランプ氏が圧勝したアメリカ大統領選挙から2か月半。

就任式を前にワシントンでは凱旋集会が開かれ、祝賀ムードに包まれています。

選挙戦を通してトランプ氏から繰り返し出てきた言葉。

それは「アメリカ・ファースト」です。

アメリカ第一主義を掲げるトランプ氏は就任後、ただちに100本程度の大統領令に署名し、不法移民の強制送還などに動くとみられています。

九州経済にとって最大の懸念は”関税の引き上げ”

中でも九州経済に最も影響しそうなのが関税の引き上げです。

九州経済調査会 河村奏瑛 研究員
「まずはやはり関税の部分が九州の企業、あるいは経済にとって大きな影響をもたらすのではないかと考えています」

トランプ氏は大統領選で、全ての貿易相手国に対し、一律に10%から20%の関税をかけることを公約に掲げていました。

日本への関税は現在、平均2.8%なので、大幅な引き上げとなります。