■準主犯格Bの孤独な最期「死に顔は穏やか…」

準主犯格Bの義兄
「弁当を母親が作って持って行って、そこに薬を混ぜて食べさせていた。生活保護費が入ると、全部タバコ買って吸ってしまう生活を続けていた」


その死は、孤独なものだった。

知人の女性
「事故で亡くなりました。自宅のトイレで倒れて、便器とタンクの間に頭が挟まって抜けられなくなったようです。薬を飲んでふらついたのでしょう。死に顔は穏やかでした」

 Bの死からどんな教訓を引き出せるのか…。

立命館大学法学部(犯罪学) 森久智江教授
「出所後、家族がサポートの主体になる状況には非常に限界がある。妄想で困難を抱えている人は人間関係がうまくいかなくなることもしばしばある。社会的に孤立した状態に置かないということが非常に重要」


Bは今、樹木の下で眠る。51歳だった。