店は順調なのに…突然「閉店」を決意

18歳の頃からケーキを作り始め、40年は経つという智行さん。12月に取材した日には、午前7時から厨房に立ち、ケーキが次々と仕上げられていきました。早い時には午前6時ごろ、夏場では午前7時ごろから厨房に立つといいます。
父親から店を継ぎ、順調に店を続けていた智行さん。しかし、今年秋ごろ、年明けの1月5日に店を閉めることを決めました。
(濵田さん)「本当はできればもうボロボロなるまでやれれば、本当はいいんでしょうけど、そうなってから店を畳むって、結構大変な事やなって。これが10年後に来たらちょっと自分ではしんどいなと思って。歴史もあるんで、できるだけ長く続けられるのがベストだと思いますけど、どこかで終わらさないとあかんというのもあったし、先代にもやめ方をよく考えとけよと言われていたので。今なら、きれいにやめられるかなというのもあります」
閉店の知らせを聞いた客からは惜しまれる声が多かったと言います。
(濵田さん)
「すごく寂しくなると言われて、それを聞くまでは閉めたら何しようとかしか考えていなかったのですが、これだけお客さんが言葉をおっしゃっていただけるので、ちょっと大変な決断をしたのかなという気持ちはあります。泣いてくださるお客さんがいると、ちょっと早すぎたんかなとも思います思いましたが、後悔はないです」














