年末年始に・・・ガソリン節約術

年末年始は9連休となる人も多く、車で移動する方も多いのではないでしょうか?
ガソリンを節約するポイントです。

ポイント【1】
ゆっくりとアクセルを踏んで車を発進させる
⇒最初の5秒で時速20キロにすると、10%程度燃費が改善される

ポイント【2】
タイヤの空気圧を適正な値に調整する
⇒空気圧不足だと市街地では2%、郊外では4%ほど燃費が悪くなる。ガソリンスタンドなどで定期的にチェックしてもらうことが大切

ポイント【3】
トランクなどにいらないものを積まない
⇒100キロあたり3%燃費が悪くなる

ガソリン給油「19日までに済ませて」

12月19日から順次補助金が縮小されるのに伴い、早いところでは20日に値上げをするガソリンスタンドもあります。
加谷氏は、19日までにガソリンを満タンにしておくことを勧めています。

経済評論家 加谷珪一氏:
こんなことしか言えなくて申し訳ないんですけど、段階的に縮小で本当になくすのか、トリガー条項を外して減税をするのか、政治の交渉の真っ最中なので、とりあえずできることといえば、「(価格が)上がる前に満タンにしましょう」という感じになりますね。

車を使わない人にも影響が

ガソリンの価格が上がると、物流費が上がり、食料品・日用品など社会全体の物価上昇に繋がってしまいます。

経済評論家 加谷珪一氏:
物の移動には基本的には燃料費がかかりますので、見えない形でコストがどんどん積み重なってくる感じです。大元のガソリンが上がるといろいろな業界に波及していきますから恒常的な値上がりに繋がりやすいんですよね。

コメンテーター 小林よしひさ:
いろんな節約の方法があるとは思いますけれども、これだけ上がってしまうと大打撃になるので、いろいろ知恵を駆使するしか方法はないのかなと思います。

弁護士 八代英輝:
なんだか国内消費を刺激したいのか抑制したいのか分からないような制度だなと思います。これから冬に向かいますが、灯油もこれに入ってくるとなると、北国の方々とかメインの暖房器具に灯油を使う方がいますからね。

経済評論家 加谷珪一氏:
最終的には賃金が上がってくれないとやっぱり限度があるんですよね。
短期的にはいろいろ考えていると思うんですが、賃金を上げていく政策をちゃんとやっていただかないとなかなか難しいと思います。

(ひるおび 2024年12月5日放送より)
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<プロフィール>
経済評論家 加谷珪一氏
元日経BP記者 著書に『貧乏国ニッポン』
中央省庁などに対するコンサルティング業務に従事