【被害3】オレオレ詐欺

70代男性は7月下旬、自宅に『総務省職員』を名乗る男から電話があり、「この電話は2時間後に止まる。そうならないように警察に電話をしておく」などと言われました。

その後、『警視庁のキムラ』を名乗る男から電話があり、「あなたは詐欺グルーブの犯人で、大金を持って鹿児島県に逃げたことになっている」と説明を受け、『キムラ』に自分の銀行口座や口座の残高を教えました。

男性は『キムラ』からLINEで警察手帳などの写真が送られてきたことで、『キムラ』が警察官であると信用しました。

『キムラ』は「あなたの潔白を証明するために、銀行口座からお金を全額引き出して紙幣番号などを金融庁で調査する必要がある」などといい、男性は無実を証明してもらうために、指定された東京都内の住所におよそ470万円を送り、だまし取られました。

県警は、総務省や警察官をかたる『オレオレ詐欺』が多発していて、「警察官や検察官が現金の振込みや送付を指示することは絶対になく、LINE等のSNSで警察手帳などの画像を送信したり、事情聴取を行うことも絶対にない」として、指示された場合は詐欺と疑い、警察や家族などに相談するよう呼びかけています。