【被害4】SNS投資型詐欺
60代男性は6月中旬、スマートフォンでニュースを閲覧中、表示されたURLをタップしたところ、有名タレント2人が対談している無音声の動画が表示され、その動画では「たった3万7000円を投資すれば必ず利益が出る」などと字幕が表示され、男性はタレント2人が実際に話している内容だと信じました。そして、このサイトが指定した口座におよそ4万円を送金しました。
10月中旬、男性のスマートフォンに『投資会社』を名乗る男から電話がきて、「あなたから預かったお金が1400万円になった。あなたの口座に送金しようとしたが、外国通貨で運用しているので日本政府から凍結されて送金できない」と言われ、その後、『凍結解除会社』を名乗る男から電話で「凍結を解除するためには指示された口座にお金を振り込む必要がある」と言われました。
男性は1400万円を受け取ることができるものと信じ、相手が指定した口座に2回ほど、あわせておよそ300万円を振り込み、だましとられました。
県警は、マッチングアプリやSNSでやり取りをする中で投資などのもうけ話を持ち掛け、現金や暗号資産をだまし取る詐欺が多発しているとしています。
相手から指定される振込先口座は「依頼人や指南役などの名前とは異なる個人名義や法人名義」「アジア系外国人名義」「口座が度々変わる」などの特徴があるとして、会ったことのない相手からの現金の要求やもうけ話は詐欺と疑い、警察や家族などに相談するよう呼びかけています。