鹿児島県警は14日、新たに県内で被害が確認されたうそ電話詐欺やSNS型の詐欺の手口を公表しました。SNSでの副業収入の呼びかけからだまされるケースが増えていて注意が必要です。

県警によりますと、県内でことし1月から9月末までに確認されたうそ電話詐欺やSNS型詐欺は260件で、被害額はおよそ14億1700万円です。

県内で実際にことし発生した詐欺の事例です。

【被害1】架空料金請求詐欺

50代女性は10月中旬、TikTokで「1日3万円稼げる」と表示された副業の広告をタップし、担当者とLINEでやりとりをはじめました。女性は担当者から指示され動画を閲覧したところ、少額の報酬がPayPayに入金されたため副業を信用しました。

その後、担当者から「振込金額に応じて賞金がもらえる副業」を紹介され、賞金がもらえると信じて、担当者から指示されたとおり、賞金額が表示されるサイトをスマートフォンに登録。指定された口座に17回ほどあわせておよそ1900万円を振り込み、だまし取られました。