ホームレスが急増 自治体も様々な対策を…

 “広がる格差”。アメリカでは、路上や車中で生活するホームレスが急増。去年、過去最多となる約65万人にのぼりました。

 (山中アナ)「道路沿いには、車を運転している人から見えるように、選挙に関する大きな看板が立ち並んでいます。この大きな看板は三角形になっていて中に空間がありまして、人が生活していたような跡もみられます」

 (男性)「10年前からホームレスをしています。(Qなぜ仕事を失ってしまった?)経済が衰退し始めたからです」
 (女性)「ラスベガスで生活するには1か月で最低でも5000ドル(約75万円)はかかります。仕事があって家と車を所有するならそれくらいは」

 こうしたホームレスの対策に自治体も追われています。現在、約600人のホームレスが利用しているという「The Courtyard homeless resource center(コーチャードホームレスリソースセンター)」。ラスベガス市が運営するホームレス支援施設です。
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 寝泊りできるスペースやシャワールーム、ランドリーがあるほか、貴重品などの荷物を預かるサービスなどを受けられます。

 (山中アナ)「こちらでは携帯電話を充電することもできますし、そして右側の部屋を見ますと、パソコンがずらりと並んでいます。パソコンも利用することができるということです」

 さらに、“ペットも家族”という考えから、ホームレスが飼っている犬や猫などの世話も。こういったサービスがすべて無料だといいます。この施設を利用する人たちに話を聞くと…

 「最初は家賃が約600ドルで保証金が1200ドルだったけど、約700ドルに上がって、仕事もなくしていたので払えなくなりました。ルールさえ守っていたら防犯カメラもあるし危険から逃れられます」
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 「同じアパートに7年間住んでいたけど、仕事がなくて出て行かざるを得なくなりました。(Q新しい大統領トランプ氏には何を求める?)前回と同じように国境を閉鎖して、不法移民は手続きをちゃんと踏ませるか追い出さないといけないです。アメリカ人も仕事を必要としているから」
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 「(Qトランプ新大統領にはなにを望む?)生活費の水準を昔に戻してほしいです。1ベッドルームで1600ドルする家賃を下げてほしいです」