トリプル台風+熱帯低気圧 24時間以内に台風25号も発生へ

9日、気象庁は台風23号・台風24号が発生したと発表しました。南シナ海には台風22号があるため“トリプル台風”となっています。10日の衛星画像をみると日本の南の海上では対流活動が活発となっていてまとまった雲域がいくつもあることがわかります。
それぞれの台風のアジア名は以下の通りです。
 台風22号(インシン) 
  中国の提案名で木の名前
 台風23号(トラジー) 
  北朝鮮の提案名で桔梗
 台風24号(マンニィ)
  香港の提案名で海峡(現在は貯水池)の名前

また23号と24号の間には別の熱帯低気圧が存在しています。気象庁は10日午前、この熱帯低気圧について24時間以内に台風25号になる可能性があるとして、進路予想の発表を始めています。

気象庁(JMA)
台風22号・23号・24号・25号になるとみられる熱帯低気圧の進路予想

気象庁の進路予想では、23号、24号ともに西寄りへと進む予想です。また台風25号になるとみられる熱帯低気圧も同様に西寄りへと進む見込みです。現時点の予想では日本列島へ接近する可能性は小さくなっています。

台風の進路予想に使われているのとは別の数値予報モデルによるシミュレーション結果をみても、台風または熱帯低気圧を示すような熱帯じょう乱は日本のかなり南の海上を西へと進む予想です。

【画像で詳しく見る】15日(金)までの雨・風シミュレーション

それでは海外の予報機関ではどのような進路を予想しているのでしょうか。参考までに見ていきます。