公示後初の、土曜日のランチ時。
▽共産・前 赤嶺政賢候補
「うん、おいしいですよ。ずっと上の先輩議員からね、キチンと食事もして、ゆったりといろいろ考えて、やりなさいってね」
先輩の教えを守ってナス味噌弁当を頬張るのは赤嶺政賢さん。共産党の前職で、普天間基地の辺野古移設に反対するオール沖縄勢力の一角として、3回連続、小選挙区で当選しています。

掲げる公約は、ヨーロッパの国を手本に中小企業への直接支援を行いつつ、労働者の賃上げにつなげること。消費税を5%に引き下げるなど。そして公約の柱となるのがー
▽赤嶺政賢候補
「自衛隊がミサイル部隊をどんどん宮古・石垣・与那国、先島地域に配備強化している。沖縄を再び戦場にさせない」
自衛隊の南西地域への軍備強化や普天間基地の辺野古移設反対を訴えます。
沖縄の基地負担軽減を赤嶺さんが訴える意義について、共産党の田村委員長は次のように話します。
▽共産党 田村智子委員長
「赤嶺さんが2010年に行った国会質問。由美子ちゃん事件をこの質問で初めて知ったと思うんです。私もそうだった。どれほどの屈辱と苦しみを県民が強いられてきたのか。その歴史を我が身に刻んでいる。まさに魂の質問」

ー魂の質問と言ったが、質問をするかしないかは大きく違う?
「もう全然違います。(沖縄戦直後)畑を掘れば遺骨が出てきたことを赤嶺さん自身が経験している。リアルな戦争がなんなのかを知っている方の言葉の重みは今こそ国会に必要」
▽赤嶺政賢候補
「自分の年齢と重ね合わせて、沖縄で起きた米軍関連事件は全部体験して覚えていますから。そこを生き証人として訴えていきたいと思う」
沖縄戦直後から肌で感じてきた基地負担の現状を真正面から訴えるために、9期目を目指します。