さらに、日本付近の偏西風が弱いため風に乗って進むこともできません。

また、日本列島の南にできた低気圧に引っ張られるなどの要因も重なったことなどが可能性として考えられるといいます。

そして、30日からは台風本体による雨が山陰にもやって来ます。

国土交通省 気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「皆さん、台風が四国沖にいるから、台風離れたから安心安心じゃないんです。"腐ってもタイ"です。

日本海沿岸、30度近くの高温の海水温に包まれている。平年に比べも3度高い。台風から入ってきた、アウターバンドの雲ができます。海水温が高いということは、水蒸気を補給するのでもっとあがります、もっとあがります。

非常に動きが遅いとなると同じような形で、同じ場所に続いて入ってくることが考えられる。ですから、そこの下では局地的な大雨ゲリラ豪雨が起こってくる。山陰地方では1番このタイプが怖いんですよという、典型的な経路を通るので、十分にご注意ください」

雨は台風本体が少し離れた9月1日・日曜ごろも注意が必要。

進路が予想より北寄りになった場合は強風にも注意が必要となります。