詐欺グループが狙う法人口座 ターゲットは“コロナで倒産寸前の会社”

佐藤氏は2023年12月、以前から付き合いがあったというY氏から「会社を買いたい人がいるので仲介する」と話を持ちかけられ、会社を売るための書類や実印、通帳などを手渡したといいます。

しかし、佐藤氏はY氏が誰に会社を売却するか聞いておらず、Y氏に全権を委任する形だったといいます。

A社社長 佐藤氏(仮名)
「私も金銭的にちょっと困窮しておりまして、ちょっと急いだというところはございます」

――売却金額というのは

A社社長 佐藤氏(仮名)
「25万円です」

その後、佐藤氏は、社長の名義が変更されていると思っていましたが、名義は佐藤氏のまま。2023年12月、Y氏に通帳などを渡した数日後には、さっそく詐欺に使われていたのです。

佐藤氏は「安易だった」と反省する一方、コロナ禍で困窮し、会社を売りたい人が多くいるのも事実だと話します。

A社社長 佐藤氏(仮名)
「やはり今の情勢で、会社も立ち行かない人たちが次何をやるかっていうことになると、ある程度目をつぶりながら会社の売買をグレーの部分でやっていくしかないのかなと」

詐欺が発覚した後、Y氏に事情を聞くため、連絡したという佐藤氏。するとLINEに口裏合わせを要求するようなメッセージが。

Y氏からのメッセージ
「この人に会社を売ってほしいと言われて売ったと言ってください」

そして、外国人とみられるマイナンバーカードの写真が送られてきたのです。

“別の人に会社を売ったことにしてほしい”と要求するY氏は詐欺グループと関係しているのか…