会社を買い取ったというY氏に電話で直撃

喜入友浩キャスター
「佐藤氏から会社を買い取ったY氏に電話をかけます」

Y氏
「はい、もしもし」

電話に出たY氏。

――買い取った会社の口座を、本来の目的以外で使用した、もしくは他人に売ったということはないか

Y氏
「いや、ないですね。口座をまず売るってことをしないんで」

――ただ、会社を買い取っているということはありますか?

Y氏
「そういう仕事を手伝ってくれということはありましたけど、あくまでもそれは事務的な書類を作ったりとかですよ。実際にそれ(会社)をどう使うかっていうのは、私も一切関与していませんし、どういうところに売っているかというのもよくわかっていないので…」

会社売買のための書類作成などを依頼されたことはあるが、口座の転用などには一切関与していないと主張。

Y氏に仕事を依頼した人物が、詐欺グループに口座を渡したのでしょうか…

私たちはY氏に質問を重ねましたが、「どの件についてかわからないので、答えることができない」と話しました。

会社売買自体は合法ですが、私たちの取材では、佐藤氏のように“会社を売ったら口座が詐欺に使われた”というケースは他にもあることがわかっています。

葛田勲 弁護士
「日本には活動を止めている、休眠している会社が山ほどありますので、その会社が持っている口座を詐欺グループが調達先として、重視しているんじゃないかなと思います」

詐欺グループに口座を使われてしまったことで、裁判で「詐欺に加担した」として損害賠償を命じられることもあり、安易に他人に口座を渡すことは危険だとしています。