アメリカ大統領選で「ほぼトラ」という声も上がる中、トランプ氏が再選した場合、気になるのは日本にも関わる「外交」です。ウクライナ侵攻、日米同盟はどうなるのか。
「国際危機を一つ残らず終わらせる」 トランプ氏は豪語

大統領選で勢いを増すトランプ氏。トランプ氏の“返り咲き”が現実味を帯びる中、世界はどうなるのか?

もっとも大きな影響を受けるのが、ウクライナ情勢。トランプ氏の対ウクライナ政策について、ワシントンポストが「トランプ氏はウクライナに圧力をかけ、領土の一部を放棄させることで戦争を終わらせることができる」と語っていると報じました。

増尾聡 記者レポート(キーウより)
「ここがまさにミサイルが着弾した場所です。建物を見てみると完全に破壊されていて、更地になっているところは、一部がえぐり取られたような状態になっています」

キーウ市民
「トランプ氏は戦争を終わらせる代わりに、私たちにロシアが占領している領土を放棄するよう求めるでしょう。要求をのまなければ軍事支援を全て止めるでしょう。それは受け入れられません」
そのトランプ氏は…

トランプ前大統領
「私が大統領だったら決しておこらなかったであろうロシアとウクライナの戦争も、イスラエルへの攻撃によって引き起こされた戦争も、今の政権が作り出した国際危機を一つ残らず終わらせる」
一方、日本への影響は…

岸田総理
「バイデン大統領として政治的に最善の判断をする。そういった思いでの判断であると認識をいたします」
バイデン氏の撤退表明を受け、岸田総理は「日米同盟は外交安全保障の基軸であり、今後の動きを注視したい」と語りました。

政府高官
「相手が代わっていくのはしょうがない。代わった相手にどう対応していくのか、(どう対応)できるのかが大切」
もしトランプ氏が再び大統領になったら、世界は一体どこへ向かうのでしょうか。