トランプ氏の圧勝に終わったアメリカ大統領選挙。再び訪れる「トランプ大統領のアメリカ」に、世界の国々が、それぞれ不安や期待を抱いています。

黄金か、暗黒か “トランプ大統領”の再来

共和党 トランプ前大統領
「これはまさにアメリカの黄金時代となるだろう」

大統領選に圧勝し、「黄金時代」の到来を宣言するトランプ氏。その一方で…

民主党 ハリス副大統領
「多くの人が“暗黒の時代”に突入しつつあると感じていることは理解しているが、そうではないことを願っている」

“黄金”か“暗黒”か…どんな時代になるのでしょうか。世界に波紋が広がっています。

トランプ前大統領
「この国の状況は悪くなるばかりだ。国境を封鎖しなければならない」

トランプ氏が勝利宣言で早速触れたのは「不法移民の強制送還」。不法移民に対し、史上最大の強制送還を行い、就任初日から国境を封鎖すると公言しています。

国境を接するメキシコのシェインバウム大統領は、「メキシコ国民は心配する必要はありません」と発言。

また、高い関税が課されると予想される中国の毛寧報道官も「貿易戦争に勝者はなく、世界にとっても役に立たない」としています。

身構える世界。かつて分断を加速させ、混乱をもたらした 「トランプ劇場」。その第二幕開幕でアメリカ、世界、そして日本はどうなるのでしょうか。

前回は、良識ある幹部がブレーキ役となったとされるトランプ政権。しかし今回は、自らに忠実な人物の起用が取りざたされていて、ワンマンぶりに歯止めが掛かるのか懸念する声が上がっています。