ホラン千秋キャスター:
萩谷さんのお話にもありましたけれども、決して男女分けて棋士というふうになっているわけではなくて、あくまで実力で試験を突破して棋士になることが男女ともにできるということです。

そして今日、編入試験が始まりました。5人の方(徳田拳士四段・岡部怜央四段・狩山幹夫四段・横山友紀四段・高田明浩四段)と対戦をするということです。ちなみに、四段になると正式な将棋の棋士となりますので、若手の皆さんと戦うということになるわけなんですね。

現在対局中の徳田拳士四段、今年度中12勝1敗この勝率だけ見ますとかなり絶好調な気がしますが

現在の状況どうなのかというのを見ていきますと、将棋ライター松本博文氏は「里見女流5冠、すごく落ち着いている勝負は勝敗は5分5分だ」と話しています。


さらに、この女流棋士から棋士へ。この歴史の動く奇跡の瞬間誕生ポイントはありますかというふうに聞きますと「3連勝もあれば3連敗の可能性もある。勢いにのるため初戦が肝心だ」と話していました。

ちなみに、この棋士編入試験。過去アマチュアから編入試験を受けた方がいますが、そこから2人が合格していて、この2人は両方とも初戦を勝利して合格しているということで、この初戦はかなり重要なようです。

井上貴博キャスター:
パイオニアとしてのプレッシャーがあると思いますが、こういうところで心理的な壁が取り除かれると、今は小学生の低学年の男の子が将棋教室に多いと言われていますが、そこに女性が入ってくる。環境が変わる。大きく変わってくんじゃないかそうですよね

萩谷麻衣子弁護士:
よし私も頑張ってみようっていう子供たちも、女の子で増えていくと思いますが、里見さん自身はもう男だ女だなんて関係なくてご本人こそもう自分がどれだけ強くなるか、どれだけ強い人と今後戦っていくかっていうところしか見てないんじゃないかなっていう気はします。
ぜひ女性が活躍してくれると嬉しいです。