液状化現象の対策工事の様子について、里塚地区から離れた人でも現状を把握できるように、住民はホームページを作成し、YouTubeでの動画配信も行いました。

【札幌市 里塚中央町内会長 盛田久夫さん】
「一番はさ、やっぱり元に戻ってほしい。それもいち早くね。それは業者もそうだし、市役所の職員もそうだし、町内会の復興委員会もそうだし、被災した人もそうだと思う。思いはみんな一緒だった」

【当時の現地事務所を担当した 藤永壮毅さん】
「お金の事情だとかいろんな事情で建て替えられないと言っていた方が、建て替えられるようになったに時は非常に嬉しかった」

『行政・住民・工事関係者』の“三位一体”で取り組んだ里塚地区。
その結果、2018年の「北海道胆振東部地震」から2年後には工事が終わり、被災世帯の8割以上が、里塚地区での“再建”を果たし、空いた土地には新しい人も住み始めました。

【里塚中央町内会長 盛田久夫さん】
「果たして、本当にできるのかなって思ったけど、よくやってくれた」