■衛星写真でモスクワの沈没理由を分析

衛星写真を使ってモスクワの沈没理由を分析するのは、東京大学大学院の渡邉教授です。
沈没当日は雲に覆われ、通常の衛星カメラでは、何も見えません。しかし・・・

高低差が分かる特殊な衛星レーダーで見ると、モスクワだけでなく、近くには3隻の船が浮かび上がりました。
「嵐」の海では、船と船はもっと距離をとるのが普通で、この近さはありえないと話します。
東京大学大学院 渡邉英徳教授:
「ロシアは嵐で沈んだと発表したんですけれどもデータはウソをつけないので、これで、嵐ではないということが示されてしまったんですね」
「攻撃で沈めた」と主張するウクライナ。「事故で沈んだ」と主張するロシア。
戦争では、“国家がウソ”をつく。それは77年前の戦争でも。