男性は朝からトランプ「権力は女性に」

ガータさんの家には祖母の息子、つまりガータさんのおじさんが一緒に暮らしています。彼もまた、外に「妻」にあたる女性と子どもがいます。しかし…

ガータさんのおじ
自分の子どもよりも、甥や姪にもっと愛情を感じます。わたしの役目は姉妹の子どもの成長を見ることです。」

何とも不思議な家族のかたち。さらに…

――普段はどんな仕事を?
ショウさん

「普段は遊んでます」

――ガータさんは怒らないの?
「なんで怒るの?時間があればそれぞれ遊べばいいし、彼女は何も言わないよ」

――モソの男最高ですね?
「自由で楽しいよ」

朝9時だというのにこれから、友達の家にトランプをしに行くと言います。なんとも気楽なモソの男たち。一応、時々は働いて、自分の母親の家にちゃんとお金を入れるそうですし、女性も自由に遊びに行くそうです。

でも、男性も「家長」をやりたくないのでしょうか?

ショウさん
「そんなことは考えてもみませんでした。全ての権力は女性にあるのです。男性に主導権はないけれど、大事にされているし、今のままで満足しています」