発災時は雪の降る真冬の寒さでしたが、春になり汗ばむ陽気の日も増えてきました。町野町は全壊家屋が多いこともあり、衣類を中心とした生活用品がいまだに不足しています。
冬物しか着るものがなく、どうにか家を片付けてタンスなどを探ってみても、雨漏りでカビだらけになってしまっていて、使える状態にはありません。
買い直すにしても、町野町は公共交通機関が止まったままのため、特に高齢者は交通手段がなく、買い物に行けない状況が続いております。
車があり、買い物に出かけられる人も、輪島市内の衣類取扱店は時短営業、近隣の大型店は閉店のお知らせが出るなど、不便な状況に変わりはありません。

また、町野町では全ての薬局が閉店してしまったため、病院に行く交通手段もなく、薬の調達さえままなりません。衣類の問題にしても、これから暑くなる夏の問題を乗り越えなければならないので、まだまだたくさんの支援が必要です。