「ぜひ今治に残したい」引き継がれたラムリン
観光ボランティアガイド 関清剛さん
「くろふね菓舗が育ててきたラムリンの味をそのまま埋もらせてしまうのはもったいないと思った方がいらっしゃって、ラムリンが今治市内で復活した」
時代の流れとともに一度途切れたラムリンの歴史を再び動かし始めたのは、市内の菓子類卸売業、アリスタ・木曽。そのきっかけを作ったのが、社長の野間照博(あきひろ)さんです。
アリスタ・木曽 野間照博さん
「くろふね菓舗にとっては自分の子どものような思い入れの深い商品でしたので、これだけ良いお菓子は今治に残したいという気持ちで、ぜひ引き継がせてほしいと思いました」
野間さんは「たっぷりとラム酒シロップに浸しているため、ズッシリとしたのが懐かしく、昔ながらの形が良いと皆さんに喜んでもらっている」と話します。

「再販する以上はこれまでのラムリンと同じ味、納得したものでないといけない」ということで、昔からラムリンを愛している方々にも試食してもらったそう。「ラム酒の染み込み方が甘い」「もっとラム酒がガツンと効いていた」など、それぞれのラムリンの思い出に近付けられるように味を再現していったといいます。














