時代を越えたラムリン 地域をあげてPR

今治市内のスーパーマーケットや農産物直売所など、市民の暮らしに根差した地域のお店で販売が始まったラムリン。

一方、市内に去年オープンした店「Pacific Parlor」では、ラムリンのお勧めの食べ方や、ラム酒を使ったドリンクを楽しむイベントを開催するなど、地元銘菓をPRしています。

Pacific Parlor ジェームス・アキヤマさん
「ラム酒ベースのカクテル=モヒートの発祥は、カリブの海賊なんです。海賊が飲んでいたお酒がモヒートなんです。今治で海賊…、村上海賊。今治の文化が語れるんです」

さらにジェームス・アキヤマさんからは「表面を焼いてカリッとすると、よりジューシーに感じられる」といったアイデアも。

時代を越え守るものと、これからの可能性を広げる新たな挑戦。今治のソウルスイーツが、その歴史の第2章を進み始めています。

アリスタ・木曽 野間照博さん
「『ラムリンを復活してくれてありがとう』と言われたり、あらゆる人から声をかけられ復活して良かったと思っています。地域の文化を守ることがすごく大事だと思っているので『今治に来たらラムリンが楽しめる』というような、そういうお菓子になってくれたらすごくうれしいなと思います」

ラムリンはふるさと納税の返礼品にもなっていて、多い時で月200件の申し込みがあるそうです。また、今治で購入してもらいたいためネット通販はしていません。都市部でのイベントやアンテナショップでも販売されていて、ふるさとを懐かしむ人に人気だということです。