南海トラフ地震に備え、活用始まる

このシステムは、南海トラフ地震に備える高知県ですでに活用が始まっています。

今年2月、システムを使った大規模な訓練が行われました。訓練は状況を把握する手段が奪われたとの想定で行われましたが、地震発生から18分後に予測結果が出ました。

訓練の様子 高知県危機管理部 江渕誠副部長:
「最大浸水深見てみましょうか。今回の余震では浸水の予測はされていないようです。最大50センチくらいの波が、繰り返し6時間後までは続く」

わずかな時間で「浸水はない」という情報を得ることができました。

高知県危機管理部 江渕誠副部長:
「消防などの応急救助機関の対応策の検討、あるいは救助救出の具体策の検討などで、被害の全容が分からない中でも検討出来るというメリットがある」