能登半島地震での被害をふまえ、東北大学が中心となって津波被害の予測を行うシステムの開発を進めています。「想定外」の被害を減らすため研究されているこのシステムとは一体、どんなものなのでしょうか。
「津波災害デジタルツイン」とは
東北大学災害科学国際研究所 越村俊一教授:
「(地震の)データが得られれば、比較的短時間でAIによって判定することが可能になりつつある」

3月9日、仙台市で行われた「仙台防災未来フォーラム」で、あるシステムに関する発表が行われました。東北大学災害科学国際研究所の越村俊一教授らが開発を進める「津波災害デジタルツイン」です。
東北大学災害科学国際研究所 越村俊一教授:
「仮想世界の予測の結果が、どのくらい実際の物理世界の状況と整合しているのかというチェックを行っている」

「津波災害デジタルツイン」とは、どんなものなのでしょうか。