新潟署によりますと、パトロール中に飲酒運転の検挙につながるのは、月に2回から3回程度だといいます。そのほかでは、交通事故が起きて現場に警察官が到着したときに、ドライバーが酒を飲んでいたと発覚するケースが多いということです。

警察のまとめでは、飲酒運転の検挙件数は2019年から2022年にかけて減少傾向にありました。警察では、新型コロナウイルスの感染が広がり、外で酒を飲む機会が減ったことなどが要因とみています。

しかし、その感染症法上の位置付けが移行した2023年からは、検挙件数が一気に増加。2024年に入ってからは3月22日時点で、2023年の同じ時期よりもすでに22件上回っています。
人身事故も2024年に入ってからすでに9件発生しており、警察では警戒を強めています。

【新潟署 交通課 横山英之課長】
「飲酒運転というのは、“やめようと思えば防げる違反”なんですね。魔が差してしまう。こういう場合、大切な人のことを思い返していただいて、飲酒運転をぜひやめていただきたい」