「声出しOKです」全国のトゥレット症患者を名古屋の劇場に 

CBCテレビでは5月、ある催しを計画しました。舞台は名古屋市東区の名演小劇場。1年あまり続けてきたトゥレット症患者への取材をまとめた約1時間のドキュメンタリー映像を上映することにしたのです。

当日は『自由に声を出しても大丈夫』というルールの元、全国からトゥレット症患者やその家族約60人が集まりました。

沈黙が求められる静かな空間が苦手な皆さんです。

劇場の大きなスクリーンに、臨場感のある立体音響。上映中、涙を流す患者もいました。

(トゥレット症の男性患者)   
「映画を見ている感じで…なのに症状を気にせずに見られたことが良かった。疲労感は少しあったが、それ以上に見終わったあとの感動が全然勝りました」

(トゥレット症の女性患者)
「普段長い動画が苦手で一時間見られるか不安でしたがしんどくなったり動きたくなったら出て良いのは気持ち的に楽でした」

(トゥレット症の男性患者)
「静かな空間を避けていたのですごく久しぶりの経験でした。懐かしいな…と思うと同時にこういうところにもっと行けたら楽しいのに…と思って」

トゥレット症患者大歓迎の「声出しOK!」上映は、名古屋のセンチュリーシネマで3月22日に開幕するTBSドキュメンタリー映画際でも実施します。