7月北海道南部の福島町で人を襲って死亡させたクマを駆除したことに、道と役場の担当部署には暴言ともとれる「意見」が殺到していて、業務に支障が出るほどです。
「人を襲ったクマだとか、いい加減なことを言うな」
「なんでもかんでもクマを殺すな」
道のヒグマ対策室に電話やメールで寄せられた意見の一部です。
こうした意見は、福島町で新聞配達の52歳の男性がクマに襲われ死亡した7月12日から24日までで約120件にも及びました。
中には、職員を誹謗中傷するような内容も含まれていました。
「お前らどんだけバカなんだ?いい加減にしろって無能集団が!」
「仕事しないなら退職しなさいよ!」
道ヒグマ対策室 森山寛史主幹
「私どももやれることをしっかりとやっていく中で、そういったご意見をいただくと正直つらい部分はある」
こうした「事実上の苦情」は道だけではなく、一連のクマ対応に追われていた福島町にも。
電話などの対応のため業務に支障が出るほどでした。
福島町 総務課 澤田元気課長補佐
「(駆除した後は)1日20件ほどの電話がなるような状態が続いていました。1件あたり20分から30分という内容もあったので、事務を進めるにあたりすごく支障になったというのが実情です」
