NPB仕様に“模様替え”中のちゅ~るスタ

対する、くふうハヤテベンチャーズ静岡。本拠地は「ちゅ~るスタジアム清水(静岡市清水区)。2005年7月の開場から長らく「清水庵原球場」と呼ばれてきましたが2024年1月、地元の食品メーカー「いなば食品」が愛称を付ける権利・ネーミングライツを取得しました。

球場のサイズは両翼100m、中堅122m。こちらも他の球場と比較しても申し分ないサイズです。内野はクレー(黒土)、外野は天然芝となっています。芝は、HARD OFF ECOスタジアム新潟と比べるとやや硬い印象です。

収容人数は約10,000人。内訳は内野固定席が4,000人、外野芝生席が6,000です。ちゅ~るスタジアム清水は現在、静岡市が照明設備やフェンスなどの改修に乗り出している最中で、NPB仕様の球場になるまでには少し時間がかかりそうです。

室内にあるブルペンは、球場の外通路からも見学可能。タイミングが良ければ、ベンチャーズリリーフ陣の準備の様子もチェックできるかもしれません。

球場へのアクセスは、最寄りのJR清水駅からバスで約20分、「庵原球場入口」の停留所から徒歩5分、車では、清水いはらICより約2分。駐車場は無料で400台程度が駐車可能です。さらにチームでは、球場周辺に臨時駐車場を確保しようと検討しています。

ここまで2つの球場を主に数字とデータを並べて、比較してきました。実際に球場でプレーする選手たちは、現在の本拠地にどんな思いを抱いているでしょうか。スタジアムで試合を見るファンは、これからどんな景色が見えてくるのでしょうか。

写真だけでは伝わらない、数字やデータからでは伝わらない球場の“個性”は、現地に行くことで見つかります。ぜひ、一度は足を運んでみて、自分の目で球場の雰囲気、そして新球団の様子を確かめてみてください。