・日本の少子化の主因は「未婚化」であり、カップル形成支援が急務
・未婚男女の「結婚条件への思い込み」と実態のズレが障壁に
・親世代の夫婦像という呪縛から脱し、Z世代に社会が追随すべき
日本の少子化の主因は「未婚化」
筆者が2024年夏に出版した「まちがいだらけの少子化対策」が第3刷となった。それほどまでにエビデンスに基づく少子化問題の分析結果とその考察は、多くの読者にとって驚くべき結果だったのだろう。研究所からのレポートでは2016年以降たびたび指摘してきたが、日本の少子化の主因は統計的に分析すると「カップルなくして出生なし」、すなわち未婚化(婚姻減)である。
第3子支援金や妊活支援金をいくら積んでみても、保育園を増やしてみても、それは全て結婚生活支援に過ぎない。つまり、成立してもいないカップルにはまったく届かない支援である。
日本の少子化対策に長く欠けてきたのは、1子を2子や3子にする支援ではなく、そもそも0をまず1子にするためのカップル形成支援だったのである。
