(ブルームバーグ):原油相場は急落。ホルムズ海峡を通過する輸送量の増加や、暫定的な和平合意に向けた進展を受けて売りが膨らみ、北海ブレント原油はイラン戦争初期以来の安値水準となった。
北海ブレント先物8月限は前日比3.4%安の87.33ドルと、3月5日以来の安値となった。週間では6.2%安。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、2.83ドル(3.2%)安の1バレル=84.88ドルと、4月中旬以来の安値で取引を終えた。
複数の高官によると、米国とイランはホルムズ海峡の再開に向けた合意に近づいており、来週開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、署名される可能性がある。ただ、ワシントンとテヘランからは依然として食い違うメッセージが発せられており、その日程にはなお不透明感が残る。
ここ数週間では、衛星通信システム(AIS)の信号を切ったまま同海峡を通航する船舶が増加している。中国の輸入急減や米国の輸出急増も需給の均衡維持に寄与している。
USバンクのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「暫定的な和平合意が成立し、ホルムズ海峡が再開されたとしても、供給はなお制約を受けた状態が続くだろう」と指摘した。

原題:Oil Hits Lowest Since Early March on Potential Hormuz Reopening(抜粋)
(ニューヨーク市場終値に合わせ、全体を更新します)
--取材協力:Gabriel Levin.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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