インド海軍は、先月オマーン湾で攻撃を受けた超大型原油タンカーから不発のミサイル弾頭を回収したと明らかにした。イランとの戦争が続く中、ペルシャ湾周辺の海運を取り巻く危険性が改めて浮き彫りになった。

インド国防省の声明によると、弾頭は同国南部コチ近郊に停泊中のタンカー「Olympic Life」から回収された。同船は原油200万バレルを積載可能な超大型原油タンカー(VLCC)。弾頭は船体を貫通し、複数の区画を突き抜けて燃料タンク内に食い込んだ状態となっていた。複雑な回収作業の末に除去されたという。

Olympic Lifeは5月26日、オマーン沖で爆発が発生したと報告した。多国籍組織である共同海上情報センター(JMIC)が当時公表していた。乗組員に被害はなく、その後も次の寄港地へ向けて航行を続けた。

今回の航海と、その後の弾頭回収作業は、中東海域を航行する船舶や船員がイランからの攻撃にさらされるリスクの高さを改めて示した。さらに最近では、米国も独自の封鎖措置をかいくぐろうとする船舶への取り締まりを強化している。

インド国防省によれば、海軍はまず弾頭の起爆装置を無力化した上で、関連する破片とともに安全に船外へ取り出した。

原題:Oil Tanker Sailed Away From War With Unexploded Missile on Board(抜粋)

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