政策金利1%に到達へ 住宅ローンの変動金利にいつ反映?
ーー6月会合で日銀が利上げに踏み切った場合、政策金利が1%に達する見込みですが、住宅ローンの変動金利への影響はいつ頃、どの程度出てくる?
6月に利上げが行われた場合、多くの銀行では10月の変動金利が上がると考えられます。変動金利の見直しは年2回、4月と10月に行われますので、6月の利上げは4か月後の10月に反映されることになります。
具体的な金額感で言うと、元本5,000万円・35年返済の場合、金利1%で毎月14万1000円程度の返済です。これが1.25%に上がると14万7000円程度となり、月々約6000円の増加になります。今回の利上げによる住宅ローンへのインパクトは、この程度の水準として認識しておくといいでしょう。
ーー実際に返済額に反映されるのはいつ頃?
住宅ローンの返済には、「5年・125%ルール」という激変緩和措置があります。5年ごとに毎月返済額が見直されますが、たとえ金利が上がっても、その増加幅が直前の返済額の1.25倍を超えないというルールです。
そのため、今の金利上昇局面でも「毎月返済額が変わっていない」という方が多くいらっしゃると思います。ただし、その方々は5年後の見直し時に返済額が上がる可能性がある。それまでに備えをしっかり行うことが極めて大切です。備えとしては、長期・分散・積立投資が一つの柱になりますが、投資に抵抗感のある方であれば、まず貯蓄をしっかり積み上げることが最低限必要です。