インドネシア政府は27日、インドネシア銀行(中央銀行)のペリー・ワルジヨ総裁(67)が、任期満了を2年残して辞任したと発表した。

デストリー・ダマヤンティ上級副総裁が総裁代行を務める。プラスティヨ国家官房長官がジャカルタでの記者会見で発表した。ペリー・ワルジヨ氏はこの会見に姿を見せなかった。

Photographer: Dimas Ardian/Bloomberg

ペリー・ワルジヨ氏は2018年にジョコ前大統領によって中銀総裁に任命され、現在は2期目となる5年の任期中だった。中銀での経験が40年を超え、新型コロナウイルス禍への中銀対応を指揮するなど、安定した手腕を発揮してきたと広く評価されていた。

しかし、2024年に選出されたプラボウォ大統領の下で、中銀は政策運営を政府の方針とより緊密に連携させるよう圧力を受けていた。その一環として、年間の経済成長率を約5%から8%へ引き上げる取り組みが進められていた。

 デストリー・ダマヤンティ氏

プラボウォ大統領は今年、自身のおいを副総裁に任命し、中銀の独立性が損なわれるとの懸念が一段と強まっていた。さらに6月には、国会が中銀の目的を実体経済の成長と雇用創出にまで拡大する法律を可決。国会は中銀の業績を評価する権限も得た。

こうした課題にもかかわらず、ペリー・ワルジヨ氏は公の場でプラボウォ政権の政策を支持し、金融政策は「総力を挙げて成長を後押しする」と昨年表明していた。

原題:Bank Indonesia Chief Warjiyo Resigns Early, Deputy to Take Over(抜粋)

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