高市早苗首相は11日、7月にはホルムズ海峡を経由せずに前年並みの原油調達を確保できるとの見通しを示した。

官邸で開いた中東情勢に関する関係閣僚会議で語った。首相は7月にはメキシコから初めて原油が届く予定だなどと述べ、前年と比較して約10割の調達にめどがついたとした。ホルムズ海峡を経由せずに「全量調達できるようになった」と強調した。2028年3月末まで石油の安定供給が可能になったとも述べた。

資源エネルギー庁のウェブサイトによると、6月については8割程度との見通しを示していた。米国とイランの和平交渉の先行きがなお不透明な中、首相発言はホルムズ海峡を経由しない代替調達先確保への取り組みがさらに進展していると国民向けに示したものだ。

高市早苗首相

G7サミット

同会議で首相は13日から欧州を歴訪することも明らかにした。英国、イタリアで首脳会談を行った後、フランスで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する。

サミットでは「中東情勢に最も大きな影響を受けているアジアの代表として、世界のエネルギー安全保障、とりわけ原油市場の安定に向けてG7が主導すべき取り組み」を提案したいと表明。不当な輸出制限への反対、ホルムズ海峡などでの自由で安全な航行確保の重要性、産油国と消費国との連携強化の必要性などを訴えるという。

他の発言

  • 今月も石油国家備蓄の放出は行わない
  • 中小企業、小規模事業者の資金繰り支援に万全を期すよう関係大臣に指示

(高市首相の発言を追加し、更新しました)

--取材協力:広川高史.

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