ショッピングモールの中にできたのは「ミニ百貨店」。かつてのライバルに百貨店が出店する、その狙いとは?

埼玉県にあるイオンの超大型ショッピングモールに、きょう、オープンしたのは…

記者
「デパ地下でおなじみの洋菓子・和菓子から、全国の名産品まで一堂に揃えています」

百貨店「そごう・西武」の魅力を詰めた「ミニ店舗」。売り場の面積は、デパ地下の30から40分の1。しかし、和菓子に洋菓子、カタログギフトまで、百貨店でおなじみの商品が勢揃いしています。

「おつかいものとかプレゼントに差し上げる用に、東京まで行かなくて済む。それがいいなって」
「ラッピングもこだわっているので、素敵だなと思った」

しかし、イオンと言えば、いわば「そごう・西武」のライバル。なぜ、今回、初めて出店するのかというと…

そごう・西武 店舗戦略部 瀬古直樹 開発担当部長
「百貨店のないエリア、空白地帯ないしは新たなお客様を獲得するためにも、百貨店の良さを知ってもらいたい」

日本各地で百貨店の閉店が相次ぎ、“百貨店空白地帯”が広がっているのです。

実際に、国内の百貨店の店舗数はピーク時の1999年には311店舗ありましたが、去年は176店舗と、40%以上も減少。そごう・西武の大型店も、今では10店舗にまで減っています。

ただ、こうした中でも、売り場を小さくした「ミニ百貨店」には商機があるといいます。

そごう・西武 店舗戦略部 瀬古直樹 開発担当部長
「やはり、百貨店の安心感をギフトでは非常に求められている方が多い。地方だったり、空白のところからのお声掛けも多いので、百貨店待機されている方のニーズはまだまだある」

そごう・西武は、2027年までに現在の5店舗から10店舗へと倍増させる計画です。

「ミニ店舗」で新たな顧客をつかめるのか。生き残りをかけた挑戦が始まっています。