(ブルームバーグ):米実業家イーロン・マスク氏が率いる人工知能(AI)企業xAIの元従業員らが、利用者に合わせたAIの開発を目指すスタートアップを立ち上げた。最近相次ぐxAI離職者による起業の中で、特に注目度の高い案件とみられる。
xAIの共同創業者で、OpenAIやグーグル・ディープマインドでの勤務経験もあるイーゴリ・バブシュキン氏は10日、新会社リバーAIの立ち上げを発表した。
同氏によると、ユーザーから学習し、ユーザーが自ら管理できるAIエージェントの開発を進める。同社にはxAIや米テスラの元社員らも参加しているという。
バブシュキン氏は声明で、このAIについて「ユーザーのスタイルや好み、目標」を理解するようになると説明。「あたかもユーザーが常に監督しているかのように」作業をこなすとした。
同氏は、AIがさまざまな業界で雇用を奪うのではないかとの不安の高まりが、創業のきっかけになったと説明した。X(旧ツイッター)に投稿した動画では、「AIはわれわれを置き換えるのではなく、われわれの能力を高めることはできないだろうか」と述べている。
リバーAIは、独自のAIモデルを構築する際に利用できるアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を提供する。AIエージェントを利用者ごとに最適化し、継続的に学習できるよう支援する。さらに将来的には、ハードウエアや物理インフラ分野への進出も視野に入れている。
xAIでは、マスク氏の宇宙開発企業スペースXと統合してから数カ月の間に数十人の社員が退職した。共同創業者のほぼ全員が会社を去っており、バブシュキン氏も2025年に退社した。
原題:XAI Co-Founder Babuschkin Unveils New Firm for Personalized AI(抜粋)
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